Contents
- 1 早生まれの子の小学校
- 2 小学生になれば関係ない?!
- 3 早生まれのお宅は先回りして色々やっている
- 4 早生まれの子に家庭でできること
- 5 小学校に入学した後の早生まれの子の経緯
- 6 早生まれの子は小学校で差がつくのか?
- 7 早生まれの子が小学校に行った場合の影響についてのまとめ
早生まれの子の小学校
身体の大きさとしては小学校に入学する頃になると、早生まれという要素よりもその子の遺伝子レベルでの個性が顕著に出ますが、やはり運動面や学力面、社会性などの面ではやはり幼さを感じるのが事実です。
また、第一子、第二子ともに早生まれを持つ母として、やはり生まれた順番でも成長過程は違いますし、何より性別によっても周りを見る力が備わっている女の子よりも男の子の方が幼く感じるのもまた事実です。
今回は、小学6年間、早生まれの男の子を育ててみて、親御さんが気にかけてほしいことなどをお話します。
小学生になれば関係ない?!
「早生まれは小学生くらいになれば全く関係ないですよ!!」なんていう意見をベネッセのウィメンズパークという情報交換サイトで見かけてはいつも落ち込んでいました。(笑)
ウィメンズパークは4歳(年中)~小学2年生くらい(あの個人情報が流出した騒ぎあたり)によく見ることがあり、やはり初めての子どもということもあって、「早生まれ 小学生」とか「早生まれ 5歳」とかで検索しては、その検索結果に落ち込んでいたんですよ。
実際に、早生まれだから学力が劣るという考え方はいささかナンセンスな言い方で早生まれ以外の人は確実に頭がいいのか?といわれるとそんなわけないですよね。
ここで私は早生まれというワードに関してある結論に至りました。
早生まれのお宅は先回りして色々やっている
運動系の習い事
それはこの「早生まれのお宅は先回りして色々やっている」ということです。
息子の最も仲の良いお友達も1月生まれという早生まれで、3歳で入園した時も息子同様にかなり体も小さく、体調面でも病気がちでした。
こちらのお宅では早生まれだからという理由を盾に体力がないことに逃げるのではなく、積極的に運動系の習い事をさせていたんですね。
それこそ、スイミングにサッカー、陸上といった地域でやっているほぼすべての運動を体験していたと思います。(それがすべてだとは思いませんが一例です。)
そんな生活を続けるお友達はやはり学校の中でも1、2位を争うほど足が速い子になりました。
お勉強系の習い事
あとはお勉強系の習い事を積極的に入れていたお子さんも多いです。
やはり習字やピアノ、公文やECC、学研などですかね。
特に習字などは精神力が鍛えられるようで我慢強い子になっていったと思いました。
ただね、、我が家では到底真似ができなかったんですよね。
私自身も産後うつがひどかったり、息子もインドア派だったので、積極的に習い事に行くことが怖かったんです。
ただ、早生まれの息子をできることなら人並みくらいにしたいと考えていました。
そこで家庭でもできるあまりお金のかからない方法はないかといろいろと試行錯誤した結果、以下の4つが続けて良かったと思うポイントです。
早生まれの子に家庭でできること
公園に連れていく
私自身、調子の良い日は公園に積極的に連れていくようにしました。
鉄棒や登り棒といった遊具で遊んでくれれば、力がつくのに・・・とか少し思いましたけど、やっぱり息子はそういうのが嫌いなので^^;公園の中でどんぐりを拾ったり、虫を観察したりするだけでも違いましたね。
やっぱり外にいれば家にいるよりも歩くことになるので(たとえ、それが虫観察でも)、少しずつ体力がついてきました。
最初は4歳くらいから始まり、小1~3年くらいまではちょこちょこと公園に行くようにしていました。
やっぱりできるだけ、家でだらだらするよりも公園に連れて行った方が本人も楽しそうだったんですよね。
図書館に連れていく
また早生まれの子に家庭でできることとしては、図書館に連れていくというのも有効です。
本の好みというのは人それぞれなので、、、なんとも言えませんが息子は珍しい虫の物語などを好んでいました。
ただこのときに子供に本を読むことを強制しない方がいいのかなーと思います。
やっぱり本を読むというのは、物語を聞くのとまた違った感じで息子の中に自然に物語が入っていかないようで、文字が読めてもやっぱり読み聞かせを望んでいました。
本の読み聞かせ自体はおそらく5年生くらいまで続きましたよ。
息子は本の虫か?と言われれば全くそんなことはなくて自分からは好んで読書をする子ではありませんが、私自身が読み聞かせすると自然と聞いてくれたので物語を楽しむという意味で、時々読んであげました。
学習面を見てあげる
これは小学校に入ってからもずっと継続していくことですが、やはり学習面で早生まれの子さんはフォローを入れてあげると良いでしょう。
いくら子供が望まないからといっても全然やらないよりかは、毎日の習慣づけとして少しでも一緒にやってあげると良いです。
4歳くらいからコツコツやることを教えてきた息子は、今ではドリルの4枚くらいならそれほど苦痛なく自学習をするようになりました。
このときに使用していたのは、公文や百マス計算などですね。
通信教育を活用してみる
運動面、社会性、学習面で親のフォローを続けたら、やっぱり親以外の他者から評価を得る、通信教育という結果に落ち着きました。
一番最初に始めたのはドラゼミという小学館が出している通信教育で、問題も良問ですし、何よりも教科書準拠ではないので発展的な問題に取り組めます。
ただこのドラゼミも小5の夏に泣く泣く、やめました。
それは理科や社会がなかったからですが、このお話はまた詳しくお話したいと思います。
小学校に入学した後の早生まれの子の経緯
ここで学年別に小学校に入学した後の息子の姿をお話したいと思います。
ちょっと長いですが、今までの経緯として自分自身の思い出記録として残したいと思います。
早生まれの小学1年生:まだまだ幼いが知識的には問題ない
学力面
早生まれの小学1年生の学力面は園時代に公文などで数字や足し算、引き算、ひらがな、カタカナをやっていたおかげかそれほど遅れなくスタートできました。
図書館でよく本を読んでいたおかげか、家庭訪問の時に「語彙力がありますね。」と褒められたくらいです。(これは、図鑑や国旗などを読むのが好きな息子に国旗の本を読んでいた時「リビア」という国を覚えて、「りのつく言葉が分かる人~?」という質問に「リビア!」と答えたかららしいのですが^^;)
体力面
体力面ではまだまだ幼さを感じていました。
学校でも、逆上がりをマスターするということや縄跳びの前飛びなどをマスターするという課題があってもなかなかうまくいかず、私も家で頻繁に付き合っていたと思います。
しかし、息子自身の体力に関する劣等感からか、なかなか続けようとしなく、つらくなるとすぐにやめていました。
社会性
息子はどちらかというと園時代も誰かと一緒に遊ぶよりも自分の遊びに集中したい子だったので、あまり友達がいませんでした^^;
男の子特有、または性格なのかもしれませんが一人遊びばかりすることを当時はかなり悩みましたが、小学1年生にもなると友達のお話が出てきてよかったなと思いましたが、遊ぶ約束までは行きませんでした。
そして幼い故に友達との距離感が異常に近いこともあって、少し心配していました。
また登下校も一人だとかなり寂しいようで、最初の1か月くらいはほぼ途中まで送ったり、ひどい時は学校の校門まで見送りに行ったことがあります・・・。
その点、まだまだ幼いという感じでしょうか。
早生まれの小学2年生:友達と遊ぶようになる
学力面
小学2年生にもなると今まで園で培ってきた情報だけでは足りなくなってくるので、学校の評価としてもすごくできる子からちょっとできる子にランクが下がったように感じました。
ただこのとき、私も出産~赤ちゃん育児をしていたので、親のフォローが足らなかったように感じます。
運動面
またやはり公園に連れていけない日が続いたので、運動面でも劣っていることが多く、初めて通知表で一番下の「もう少し」が付きました。
「もう少し」がついたのはこのときが最初で最後です。
これもやっぱり、私がきちんとフォローできていなかったせいかなと思いました。
社会性
なんだかんだと成長が見られない小2のような気がしますが、このときから社会性が備わってきたように感じます。
友達と遊ぶ約束をしてくるようになり、徐々にですが外の世界に広がりを感じるようになりました。
ただ登下校だけはやっぱり、途中まで見送るのが続く(おそらく赤ちゃん返りのようなものかなと思っています。)、あまり無下にもしたくなかったので、引き続き、途中まで見送ることにしました。
早生まれの小学3年生:学級委員に立候補
3年生より学級委員制度が始まりますが、息子はこの学級委員に立候補しました。
あれほど幼かった息子が、学級委員に立候補?と親としては不安になりましたが、きっちりとやり遂げてくれたようです。
学力面
学習面では赤ちゃんの育児が落ち着いたことで私が積極的に関わることができるようになり、学力も戻してきました。
積極的に発表をする子に育ち、何度も挙手をするような子になりましたね。
ただ家庭学習の面では、他のお友達はこんなにやってない!遊んでいる!という反発をするようになりました。
体力面
体力面ではやっと小3くらいから平均の下(中の下)くらいに位置するようになりました。
水泳の授業もあと3mで25mを泳ぎ切りそう!というところまで行ったそうです。
担任の先生にも褒められて、少しだけ運動に関して劣等感がなくなっていった気がします。
ただ走ることやサッカー、ドッジボールといった技術を要するものなど、運動面の中でも自分の苦手分野が多々あったと思います。
社会性
社会性では、お友達との関わりが密になるにつれてやっぱり、トラブルというか問題になることもありました。
ただそれはやっぱり、ある程度仕方のないことなので、お互いの遊びたいことをすべて優先することは無理なので、譲歩することなど友達との関わり方が分かってきたようです。
また自立の証なのかもしれませんが、親への反発が出るようになっていました。
早生まれの小学4年生:中だるみ期だが本人に少しの自覚
学力面
4年生にもなると、宿題以外に私が家庭学習をしなさいという意味が分かるようになってきたようです。
ある程度予習や復習をしている方がほかの子よりも成績が良いこと、漢字などの小テストでも点数が良いことで今までの家庭学習が意味のあることだと思うようになったようです。
ただ、小4ではドラゼミを続けていましたが、国語、算数といったドラゼミの教材にある教科は評価が高かったのですが、理科・社会といった部分で最適な問題集が見つからなかったので、その部分では評価が低かったです。
体力面
体力面ではまずまずといった感じですが、積極的に運動をするような感じではありませんでした。
これはもう性格かなぁーと思います・・・。
社会性
このころになると、ギャングエイジと呼ばれるため、素行の悪い子がちらほらと出てくる頃になり、息子も要注意な同級生ということを認識するようになりました。
やはりこの時期にもあまり素行の悪い子と付き合うと今後上級生になった時が心配だったので、できるだけ親御さんは友人関係をよく観察していた方が良いと思います。
早生まれの小学5年生:学力は申し分ない、ただ体力面
学力面
小4で家庭学習の重要性に気づいた息子は途中、サボる時もありましたが、今までのように市販教材やドラゼミ(途中からチャレンジタッチにしました)などの通信教材をきちんとこなすようになりました。
また学校での評価も、先生からもある程度上位の子という認識をもらい、クラスメイトからも優秀な子と認識されていました。
体力面
ただやっぱり基礎体力がついたとは言え、まだまだ技術を要する運動は苦手で、幼さからドッジボールのボールをもって変な恰好で投げるフリをしたりとお調子者の感じが残っていました。
しかしこれくらいになると病気がちだったのが1年間で1回くらいしか休まなくなり(後半マイコプラズマ肺炎で1週間くらい休みましたが。(笑))、そういった体力面では非常に力がついたと思います。
社会性
これくらいになると友達関係でもある程度の距離をきちんと取れるようになりました。
学校に行けばしゃべる子(ただ遊ばない)、家に頻繁に来る子など、自分や相手の好みによって友人関係の深さを考慮している感じがしました。
それほど友人関係で悩んでいる姿を見ることがなかったので、これくらいから同じ感じの子と友好的に遊んでいたようです。
早生まれの小学6年生:学力面・体力面、ともに優れてきた
すっごく親バカですみません…、優れるといっても、他の子と比べてというよりもうちの子の今までの感じと比べてということになります。
学力面
学力面では、小6のテストではまぁ全国で上位15%くらいの位置でした。(これがどれくらいか微妙にわからないですが・・・。)
ただ苦手だった国語の作文で賞を取るなど、かなり本人も評価されたことで自信につながったと思います。
体力面
他の記事にもありますが、4月で50mを9秒、10月で50mを8.4秒という彼にとっては目覚ましい進化を遂げました。
また風邪をひいてもすぐに治るようになったりして体調的にも万全です。
もうすぐ二次性徴に入るのか、ややひげが濃くなったりしてきた頃から背が伸び始めて顔自体も幼い印象から半年で大人っぽくなってきましたが、まだ声変わりはありません。
成長スパートというものがあるらしく、スタート時の身長から男の子ならプラス25cmといわれているらしいので、できるだけこの成長スパートのスタートが遅れてやってきてくれるといいな~と思います。
社会性
この頃になると、犯罪に関する予防策というか善悪の判断を子供自ら行うようになりました。
クラスメイトがYoutubeをやっていたりして、問題になった時も息子は静観して個人情報を特定されたら危ないといっていましたね^^;
早生まれの子は小学校で差がつくのか?
結果として、早生まれだろうが、遅生まれ?だろうが親の関わり方で子供大きく変化を遂げます。
でもね、小6の息子がポロっといいました。
私が「やっぱり早生まれって大変?」と聞くと「最初はね・・・。。」となんだかこの点々に感情が込められているようなそんな感じがしましたね。
息子を見ていると、今でこそ、運動面でもそれほど劣っているようには感じませんが、やっぱり園時代に運動面で4月生まれの子などに差があると感じるためか、運動に関して劣等感や疎外感を感じているのは気づいていました。
早生まれの子で積極的に運動をしないと悩んでいる親御さんがいたら、よーく観察してみてください、もしかしたらその子は運動は好きだけど、自分はできないからと仲間外れにされたり、文句を言われたりしているのかもしれませんよ。
ただここでその相手の子を咎めるのではなく、お子さんに運動に対しての自己肯定感を培ってあげるようにすると今後、1年2年先に開花するかもしれません。
早生まれの子が小学校に行った場合の影響についてのまとめ
ベネッセのウィメンズパークで見た意見は、結局、早生まれでもかなり努力されているご家庭の人たちばかりなんだろうなと思いました。
実際、うちの息子も早生まれだからといって積極的に運動したり、学習面でのフォローを入れたりしてきました。
だけど日本人の美徳から謙遜してそういったことを公にしないのがあるため、「早生まれなんて関係ないですよ!!」という意見になってしまうのだと思います。
皆さん陰ながら努力されているということなんですが、私自身、園時代~小3くらいまでは私のやり方で本当に良いのだろうか?習い事をさせているご家庭の方がより優れているのではないだろうか?と自問自答しながら、ここまできました。
小6の卒業間近になった今でもその確固たる答えは見つかりませんが、今のところ息子は何事もそつなくこなす子になっているため、この調子で見ていきたいと思います。