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無償提供された進研ゼミの実力診断テスト
有難いことに休校中の学力格差を心配された方々に安心材料になるようにと提供された進研ゼミの実力診断テスト。
前回の記事でも、学力低下を心配している親御さんがいましたら、是非、受験してみてくださいと記事しました。
我が家の息子アキロウも、今はZ会のみの受講なので、この機会に進研ゼミの実力診断テストを受験してみました。
その受験した進研ゼミの実力診断テストの偏差値が出ましたので、普段のZ会の偏差値と共に、進研ゼミの実力診断テストのメリット、デメリットについてお話ししていきたいと思います。
【中学生】進研ゼミの実力診断テストの結果・偏差値
2020年6月20日頃に受けた無償提供された進研ゼミの実力診断テストの結果は、以下の通りになりました。
いつもは苦手な国語は偏差値69というビックリな表示になっていて、好きな数学は95点だったのにも関わらず、偏差値は58と奮いませんでした。
また社会はなんでか100点でしたが、偏差値は65、好きな理科も62となんだか不思議な感じです。
英語は苦手な方なので今回の結果はまぁ仕方ないかなという印象です。
やはり、マークシートということもあって、全体的に簡単な問題ばかりで点数としては高得点が出やすい印象です。
進研ゼミの実力診断テストの偏差値ってあてになるの?
そしてこれからが本題です。
正直、進研ゼミの実力診断テストの偏差値って本当にあてになるのか?ということです。
国語に至っては、1問間違いの96点だったのですが、偏差値は69と「このままだったら東大にも入れるんじゃない?」と息子に冗談で言ったくらいなのですが、やはりこれはあまりあてにならないかなという印象です。
特に息子の場合は、国語では記述問題で減点をもらうことが多いため、今回のマークシートであれば高得点が出て偏差値が高く出ますが、Z会のような記述式だとなかなか高偏差値が出なくなってしまいます。
Z会のVテストの偏差値
それでは、息子の中2、2月に受けたZ会のVテストの偏差値について少しだけさらけ出したいと思います。
Z会Vテスト結果 | 英語 | 数学 | 国語 | 理科 | 社会 |
---|---|---|---|---|---|
偏差値 | 44 | 57 | 40 | 57 | 53 |
このときの模試(2月)では、英語と国語で非常につまづきました。
しかも、やっぱりZ会だからか、平均点が高いんですよね。
その結果、息子はこんな偏差値になってしまいました。
トップの子の得点が公開されていますが、志望校が灘高校、湘南高校とか息子が目指すよりももっともっと上の偏差値の子たちが並んでいます。
息子にはまだ中2、これから挽回すれば絶対に志望校に入れるよ!といいましたが、次のZ会の模試はどうなることやら…。
進研ゼミの実力診断テストの偏差値は高く出る
息子のZ会のVテストの偏差値をご覧いただいてわかったかと思いますが、進研ゼミの実力診断テストの偏差値は非常に高く出る傾向にあります。
反面、Z会のVテストの偏差値は母数のレベルが高いことから偏差値は一般的な模試よりも低い傾向にあるともよく書かれています。
しかし、やはり在宅模試では限界があるように感じていますね。
やはり在宅模試は不正もあるのではないかと考える
我が家の場合、私が隣に張り付いて今回の場合の模試も受けさせたので、不正はなかったと思います。
しかし、これがもし、親御さんがいないところで、受けた子の場合だったら?
やはり子どもだって、親に少しでもいい成績を見せたいでしょうし、少しくらいは不正(強い言い方ですけど、カンニング)をしてでも高得点を取りたいと感じるものではないでしょうか。
その点、Z会にしても進研ゼミにしても在宅模試というものの偏差値は、一定以上の偏りがあるのではないかと考えてしまいます。
進研ゼミの実力診断テストのメリット・デメリット
進研ゼミ実力診断テストのメリット
やはり進研ゼミ実力診断テストのメリットは、子どもの科目ごとの習得状況が分かるという感じがします。
進研ゼミの実力診断テストはイメージとしてはセンター入試とかそんな感じです。
8割取得を目指すという感じで、お子さんの苦手な分野が判るというメリットがあります。
進研ゼミ実力診断テストのデメリット
反対に進研ゼミ実力診断テストのデメリットは、国語や社会において顕著ですが、本当の入試で出される記述問題がないことにあります。
記述問題は昨今、非常に力を入れている問題ですので、どこの県でも必ず出題されると思います。
その記述問題がなくて、本当の偏差値が計れるのか?という疑問もありますので、やはり、進研ゼミの実力診断テストは、お子さんの苦手分野の洗い出しに活用するといいかもしれません。
進研ゼミは基礎学力定着におすすめ
娘のトウコは進研ゼミのチャレンジを受講していますが、やはり通信教材でもメリット・デメリットといいますか得手不得手があるなぁって実感します。
それは小学生レベルの教材からして、進研ゼミとZ会、まなびwithは違うなという印象を持ったからです。
休校中に公開されていたZ会の算数教材を見ると基本的な計算問題はあまりなく、その代わりに応用的な複雑な文章の文章題が出題されていました。
娘は、息子に比べて幼少期に勉強を熱心に教えてこなかったせいか、まだまだ理解力が乏しいところが見受けられます。
そんな子に無理矢理Z会をやらせるのは酷だなぁと感じています。
しかし、Z会をやっている息子は実力テスト類では非常に高得点なので、実力テストに力を入れたい方にはZ会がおすすめです。
その点、進研ゼミのチャレンジならば、進んで勉強に取り組もう!としているので、そういった勉強に対する姿勢を維持するには進研ゼミ小学講座チャレンジは大いに活用のしがいがあると感じています。
それはおそらく中学生になっても同じです。
特に進研ゼミはZ会に比べて、月に受講料が比較的安いので、基礎学力定着などには非常におすすめです。
進研ゼミは教科書準拠の教材なので定期テスト対策にはバッチリだと思いますので、内申点の比重が大きい都道府県の方にはおすすめです。
通信教育は親のフォローが不可欠
ただ、注意して欲しいのはやっぱり、自分からやる姿勢と親の協力かなと思います。
自分からやる姿勢はおそらく1-2割の子が自分からやるでしょう。
かなりバリバリやるのはその中でも、半数程度かな。(要するに全体の5%くらいしか自分からやらないと予想。)
よくウィメンズパークなどで通信教材が届いた日に勝手に全部やっちゃいました!なんていう書き込みを見つけるとかなり焦った気持ちになりますが、そんな子は稀なので焦ることはないと思います。
通信教材は正直、どんなにしっかりした子でもだらけてしまったり適当になってしまう傾向にあります。
ですので、通信教育だけで受験に挑もうと考えているならば、やはり親の管理はなによりも重要になってきます。
進研ゼミの実力診断テストを受験してみてのまとめ
今回、無償提供ということもあって、息子は初めてベネッセの実力診断テストを受けてみました。
娘の実力診断テストを見ていてマークシートであることは知っていましたが、やはりマークシートだと簡単なせいか、本当の偏差値が出ないような気がします。
ただ、息子にとっては高偏差値が出たことは気分が上がるきっかけになったようですので、この良い結果から勉学に励んでもらえればなと思います。
中3の今までは、在宅模試だけでしたが、そろそろ外部模試を受ける必要があるのではないかと実感している今日この頃です。