扁桃腺肥大
扁桃腺肥大とは喉の奥にある扁桃腺が常時、腫れているような状態です。
扁桃腺は『口蓋扁桃』とよばれて丸く見える部分はリンパ組織のかたまりです。
この扁桃腺が肥大していると頻繁に熱を出すなどの症状がみられるので十分に経過観察が必要な状態といえますね。
今回は私の息子が4歳の時に扁桃腺を手術で切除した時のお話などをしたいと思います。
扁桃腺を手術で切除
上の子が4歳の時に扁桃腺を手術で切除しました。
かかりつけの耳鼻科で相談して、無呼吸症候群の気配がみられることから手術に踏み切った部分があります。
息子はもともとアレルギー体質で耳鼻科通いが長く、扁桃腺肥大による滲出性中耳炎により難聴が観られたため鼓膜を切開するなどよくやっていました。
しかし、その状態もだましだましで、結局切開してもすぐに滲出してしまう状態だったので手術に踏み切りました。
手術方法
息子の場合は、かかりつけ医では手術できないということで近くの大学病院を紹介されました。
そこでは全身麻酔による手術で口蓋扁桃と咽頭扁桃(アデノイド)を切除する方向になりました。
術前は2日程度、術後は5日程度の入院だったと思います。
乳幼児医療費助成があったので、入院費は市からの負担で付き添いで入院しなければならず個室利用の差額ベッド代だけはこちら負担でした。
術後の息子の状態
術後の息子の大きな変化といえば、何より声が1トーンほど高くなったことです!
今までが声が特段低いと感じたわけではありませんが、扁桃腺を取った後はすぐに声が高くなったと感じました。
おそらく、扁桃腺が声帯を圧迫していたのでしょうと医師からの説明があったので、間違いないと思います。
そして、熱も1週間に1回くらい出していたのが月に1回程度になり、体が大きくなっていくにしたがって熱を出すことがあまりなくなりました。
もともとアレルギー性鼻炎を持っているので、他の子よりも風邪をひきやすいですが10歳になった今ではあまり風邪もひかなくなって、小さいうちに扁桃腺を取っておいてよかったな!と思います。
手術に踏み切った理由:私自身も扁桃腺肥大だった
息子が4歳の時に扁桃腺肥大の手術に踏み切った最大の理由は私自身が扁桃腺肥大で熱を頻繁に出して、学校を休みがちだったからです。
この間、久しぶりに自分の小学校の頃の通知表を見たのですが、体調が不安等、必ず書かれていて、欠席数も年間で40日も?!ある時がありました。
小さいうちが一番扁桃腺が大きいといわれていますが、私のような例もあって小学校6年生になっても頻繁に欠席する子も中にはいると思います。
高学年になると欠席を繰り返すとやっぱり、勉強に遅れが出てきますので、早めに対処することが望ましいと思います。
そして私自身は中学2年生の夏休み中に、扁桃腺を切除を決めました。
手術自体は若干、恐怖心が残っていましたが、熱を出すことが減りました。
そして通知表を見る限りでは欠席数も減り、不思議と成績も上がっていきました。
やっぱり扁桃腺肥大の子って無呼吸症候群の傾向にあるからか日中に眠くなったり集中力が散漫になる可能性があって、勉強にも力が入りにくいんでしょうね。
ですので、私は扁桃腺を切除してよかったな!と思います。
いまだにアレルギー性鼻炎等のアレルギー症状が私自身ありますが、こちらはマスクや洗顔などで自衛をするようにすれば防げるので、何とか生活が楽になりました。
まとめ
今回は扁桃腺肥大について4歳で手術した息子の話と私自身のお話をしました。
やっぱり扁桃腺肥大で問題なのは無呼吸症候群と滲出性中耳炎による難聴です。
息子は滲出性中耳炎の難聴が少しあったため、何度も切開するよりも扁桃腺を取ってしまった方が良いと感じました。
また私自身では、無呼吸症候群による集中力の低下によって勉学に支障が出ていたので、扁桃腺を切除して本当に良かったと思います。
皆さんも扁桃腺肥大に悩んでいたら信頼できる医師の元、十分にメリット・デメリットを考えて決断されますように。