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2020年中2学調の社会が難しい
静岡県で行われる、志望校を考える目安になる学力診断調査ですが、今回令和元年度の二回目にあたる2020年1月9日実施の社会の問題がかなり記述が多く、難しいものになっていました。
息子も平均点以上で上位10位以内にはなっていたようですが、正直、そこまでの点数ではなく社会単体の息子の中学校平均は18点(静岡県は50点満点の採点です。)。
今までの社会の平均点(概ね25点前後)を考えるとなかなか低い水準であることがわかります。
来年度の実施は見送られましたが、今後の大学共通テストに記述式が導入されるということを意識しての記述式で答える問題だったとは思いますが、何個か納得いかない模範解答がありました。
今回は、令和元年度中2社会の納得のいかない答えをご紹介するとともに、今後の静岡県の高校入試が変革の時なのか?について個人的なお話をしていきたいと思います。
記述が多く息子も自己採点ができなかった
学調を受験したその日に子どもからは社会は記述が多く、どれだけ点数が取れたかわからない・・・と不安げに言っていたので非常に気になっていました。
また、記述する箇所が多く自己採点用に問題にメモを取ることもままならなかったようです。
「40点は取れそう?」という声掛けにも「正直、わからない…」という感じであまり期待しないでおきました。
そして、先生も丸付けをするのに時間がかかったようで、いつもならテストを受けた次の授業にはテスト返しがありましたが、今回の記述が多かった社会は丸付けにも時間がかかり、その次の授業で返されました。
平均点を載せた学年だよりにも「時間が足りなかった生徒が多く、後半の問題が空白な人が多かった」というコメントがありました。
こんなことがあるとやっぱり、センター試験の後進である「大学共通テスト」では自己採点が難しくなり、丸付けにも時間がかかるという負の連鎖しかないと感じます。
納得いかない!学調中2の社会模範解答
更に言いますと、記述は納得のいかない答えが有り得てしまうということが気になります。
私もテストが返された日に一緒に今回の学調を解き直しました。
資料を見て、どうしてなのか答えなさいというものが多く、ある程度は納得のいくものが多かったです。
これは社会を知るということにおいて、非常に関心を高めなければ答えられない内容なので、この点は問題ないと思います。
しかし、私が気になったのは「2025年大阪万博が開かれることが決定した理由について」です。
大阪に万博博覧会を誘致できた理由?
明治時代の海岸線と比較して最近の大阪湾は埋め立て地が多くなっているという資料がありました。
この資料を見て、万博博覧会が決定した理由を答えなさいというものです。
資料から埋め立て地が多くなっていることは安易に想像はつきました。
しかし、実際、模範解答には「埋め立て地を利用できるから」とあります。
この利用できるというのは例えば、新しい土地を簡単に広げられるとか、そういったことが考えられると思います。
しかし、私は埋め立て地であるということは地震などで液状化しやすいというデメリットもあると感じたため、これは答えではないと感じました。
Google先生を駆使し調べてみると大阪の負の遺産であるとされる「夢洲(ゆめしま)」という人工島を活用できるということが理由であるようでしたが、これはどこの国も同じようなことがあり得ると思いますので、正直、納得がいきません。
こんな納得できない記述なら記号問題の方がまし
今回のように納得できない記述問題ならば、記号問題の方がましです。
4つほどある記号問題の中から、今回の「埋め立て地を利用できる」というものを選ぶならば渋々、納得もできたでしょう。
記号問題は有り得ないものが1~2個、悩むけど、やっぱり違う答えが1個程度あるので、その中から選ばせるならばよいと感じます。
しかし、記述であれば、それ相応の理由が必要になってきますし、子供たちもいろいろと理由を考えます。
問題の作成者の意図が分からなければ、答えを納得するのは難しくなってきますが、やはりこういったことは日ごろからニュースを見ていないと答えられない時事問題になっていくのでしょうね。
いきなり記述で高校入試はどうなる?
延期された大学共通テストの前にこの学調は作成されたかもしれませんが、このような問題であると過去問というものが役立ちません。
今回も教英出版から出ている「静岡県学調対策問題集」をやらせましたが、社会はこのような問題展開ではありませんでした。
記述も多く配置されてはいましたが、簡潔な文章で答えることが多く、曖昧なものは少なかったです。
模擬テストでは47点だったため、期待した点数には遠く及びませんでしたが、高校入試を控え残り1年間、これからはニュースにも気を配りながら、今後社会を重点的に勉強していかなければならないと感じました。
中2社会の問題は難しく、得点できませんでしたが、息子は学調の数学で見事に50点満点でした!
前からやっていたこの教英出版の問題集と模擬テストを行い、前日にやった模擬テストでケアレスミスに気付くことができ、当日は、慎重に問題に取り組むことができたため、見事にミスなしの満点です♪
数学な得意なお子さんは満点を目指し、苦手な子は問題構成を理解するために是非活用してみてください!
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両方で3,000円は超えてしまいますが、塾に行っていない息子が学調で良い点数を取れるのもこの教材をきちんと使いこなしているからだと思っています。
ちなみに今まで、塾に通わず学調対策として上の教材のみで、5教科200点以上は取れています。
英語ではリスニングテストも受けることができますので、確実な得点源にするためにもお勧めです。