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夏になるとお尻が肌荒れ
下の子は、生まれた頃から肌が弱く乳児湿疹やらアトピー性皮膚炎の疑いやら、とびひやらいろいろな皮膚病を経験してきました。
ですので、少しくらい肌荒れしている程度では動じない母ですが、今年に入ってからずーっと皮膚科通いをしていることに少し疲れてきました。
今回は0歳から肌荒れがひどい娘の肌荒れ状況を備忘録的に記していきたいと思い、また同じような悩みをお持ちのお母さんやお父さんの少しでも手助けになればなと思います。
0歳の時(初診)
娘が肌の調子を崩し始めたのは0歳(10か月)頃のことです。
それまでも乳児湿疹がなかなか治らなかったりしていましたが、本格的に肌荒れがひどいと感じるようになったのが10か月頃でした。
そのときは、かかりつけの小児科で肌を診てもらいました。
処方されたのは亜鉛華(10%)単軟膏「コザカイ・M」20gというものでした。
薬の形状はペースト状の白いもので、粉が多い感じで私も小さい頃、よく塗っていたようなものです。(市販品でいくと佐藤製薬のポリベビーというものに似ています。)
娘の肌あれの症状は0歳時はカサカサというよりもどちらかというとジュクジュクしているような感じで、しかも背中のみに出るので何か要因があるのだろうといわれていましたが結局、亜鉛華では良くなりませんでした。
0歳の時(再診2回目)
亜鉛華では良くならなかったので、キンダロン軟膏0.05%というものを追加で出してもらいました。
キンダロン軟膏はキンダベート軟膏0.05%の後発(ジェネリック)医薬品で、ステロイド入り外用薬でステロイドの強さでいくと下から2番目でIV群Mediumといわれています。
この時は、このキンダロンがとてもよく効きました。
ただ、私自身、外用薬の塗り方を勘違いしていて、やっぱりステロイド入りの外用薬は癖になるとか治らないとか言われて少しの分量を塗って症状が少しでも改善したら、すぐに中止していました。
この塗り方だと、皮膚の内部にある炎症までは治まっていないので、肌荒れが繰り返されてしまいますが、赤ちゃんにステロイドを使うということに対してとても過敏になって、少ししか使いませんでした。
0歳の時(再診3回目)
しかし、そんな良くなったり悪くなったりを繰り返す状態のせいで、娘は背中を布団にこすったりして、かゆみをごまかそうとしていました。
その手当たり次第にかゆい場所を掻くという行為のせいで、娘は飛び火になってしまったのです。
飛び火は上の子でも経験しているので、かゆみの湿疹とは何か違うな・・・と感じました。
そして、飛び火のための薬はステロイド関係では治らないと再び、小児科を受診することに・・・。
そのときに飛び火の薬としてもらったのが、ファロムドライシロップ 小児用10%100mg、イソジン液10%、アクアチムクリーム1%です。
ファロムドライシロップは内服用の抗菌剤、アクアチムクリームは外用薬の抗菌剤です。
イソジン液は飛び火になった箇所を消毒するために処方されました。
これを丁寧に患部を清潔にしてから小まめに塗ることが飛び火の解消に必要です。
1歳の時:小児科に皮膚症状で再診
飛び火が治ってからしばらくは肌の状態は落ち着いていました。
しかし5月になる頃にはお尻あたりがジュクジュクしていて炎症が起こってる感じでした。
たぶん汗によるものという診断でしたが、以前よりも強いステロイドを処方されましたね。
保湿用としてヒルドイドソフト軟膏0.3%、メサデルム軟膏0.1%、デルモゾールG軟膏、キンダロン軟膏0.05%、ザイザルシロップ0.05%などを処方されましたが、このころになると他の同じ小児科に通っているママ友と知り合いました。
しかし、そのママ友の話を聞くとママ友も同じ薬を処方されているということ。
症状は、娘とそのママ友の子とは全く違う症状の印象を受けたのに、同じ薬を処方されているということは、娘自身に合っているものではないのでは?と小児科の皮膚の治療に関して疑問を持つようになりました。
この後はアレルギー科や耳鼻科を転々とし、ついに最適な皮膚科を見つける
私の住んでいるところは皮膚科単独でやっているところがあまりなく、内科・皮膚科とか皮膚科・耳鼻科など併設してる場所が多かったです。
確かに皮膚科と耳鼻科はアレルギーとして考えれば切っても切れない存在ではありますが、やっぱりどちらかに精通しているかどうかというのは併設している病院だとあまり最適な治療を受けることができないと感じました。
最初は、小児科の後にアレルギー科、耳鼻科などを転々としてだましだましやっていましたが、2歳になった頃やっぱり、皮膚の状態がよくなく、総合病院の皮膚科に行きつきました。
専門家の皮膚科はやっぱり違う
最初にお世話になった小児科やアレルギー科併設の皮膚科、耳鼻科併設の皮膚科といろいろとかかりましたが、やっぱり専門家の皮膚科は違いました。
娘の肌の状態を5分ほどかけて状態を観察し、炎症が起こっているか、乾燥が起こっているか、最適な薬は何か、保湿剤をどれにすればいいのかなど、親である私と相談しながら細かく決めていけました。
実際に総合病院ということもあって、最初は紹介状がない場合だと「初診時選定療養費」というお金がかかりますが、いつまでもよくならない娘の肌の状態を考えても払ってよかったと思いました。
皮膚科で処方されている薬
皮膚科では、内服にジルテックドライシロップ1.25%を朝夕、飲んでいます。
外用ではオイラックス、オイラックスH、リドメックスコーワ軟膏で炎症や症状のひどい患部を治療し、ヒルドイドソフト軟膏、ヒルドイドローションで保湿用としています。
オイラックスが娘には合っていたようですが、過去にはステロイドが入っていないレスタミンコーワクリーム1%はあまりかゆみを抑えることができないといったらすぐに薬を変えてくれました。
今では、外用薬を症状に合わせて親である私が調整して塗っていますが、今では症状も安定しています。
娘はアトピーなのか?
そこの皮膚科の医師いわく、娘がアトピーであるかどうかは肝心ではないということです。
確かに私自身もアトピーといわれて育ち、息子もアトピーと言われていましたがアトピーと診断されても結果的には予防と症状がひどくなったら改善するようにするしかないんです。
ひじや膝などの裏がひどくなりますが、やっぱりアトピーをはじめアレルギー症状はうまく付き合っていくしかありません。
私は20代の頃になれば、アトピーは落ち着きましたし、上の子も6年生(11歳)の今ではそれほど症状が悪化することがありません。
そしてアトピーの子ほど、保湿に心がけ、炎症が起きるほどひどくなる前に皮膚のケアをしてあげることが大事になっていきます。
アトピーを抑えるためにできること
またアトピーの症状を抑えるために、我が家では固形石鹸で体を洗っていますし、洗濯洗剤もみよしのそよ風という粉せっけんを使っていますし、柔軟剤は使っていません。
=>【2020年5月追記】今は、そよ風から卒業し、アタックなどの液体洗濯洗剤でも問題なく使えています。
ただ、柔軟剤の分量が多くなると私も含め、子どもたちも痒そうにするため、柔軟剤は少なめで洗っています!
柔軟剤を使わず、粉せっけんだけで洗濯をしていた時は私自身の肌のかゆみは落ち着きました。
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固形石鹸の何がいいのか、といいますとビオレなどの液体のボディソープは泡立ちが良くすすぎが十分にできないということが挙げられます。
身体がぬるぬるした状態ですとアトピーでなくても肌に良くないのはお分かりいただけるかと思いますし、その点固形石鹸はすぐにすすぎがさっぱりできるのでおすすめです。
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今は、上の子も中学三年生で『男子臭』が気になるため、デオドラント効果が高い柿渋石鹸を家族で使っています!(笑)
あとアレルギーが起こりやすそうな食物はできるだけ避けることもできる対応です。
重篤なアレルギー症状が出るほどではない食物アレルギーじゃないにしても、間接的に肌に症状が出る場合もあります。
実際に上の子は、卵アレルギーですので生で食べると肌のかゆみを訴えたりするので、卵かけご飯は食べないようになりました。
ただ娘はチョコレートが好きなので、もしもチョコレートを止めることができればもっと肌の状態が良くなるとは思うのですが・・・、心あたりがある人は気になる食材は控えると症状が良くなるかもしれません。
0歳からステロイド?アトピーに関するまとめ
0歳の頃から4歳になる今でも、皮膚科には受診しています。
上の子同様に、いつかは肌の状態が良くなることを信じて、今は受診を続ける限りです。
ただ4歳の今はステロイドは少ししか塗らなくてもきれいなお肌な状態をキープできるようになってきましたし、いつかは保湿剤だけで肌が悪化することはなくなることを祈っています。