幼児教育は必要か?
なんだかサイトの理念と逆行するような見出しですが、幼児教育が必要かどうか?を考えたいと思います。
実際に現在3歳の子と10歳の子の母である私からの意見ですが、幼児教育、特にハードな幼児教育は必要ない!と思います。
ただ、幼児教育といっても様々ありますし、過敏に考える必要はありませんが、習い事習い事で息の詰まるような毎日は幼児には必要ないということです。
上の子のときはどうだったのか?
上の子のときは幼児教育を何が何でもしなければいけない!そうしないと偏差値の良い大学(特に国公立大学)には入れないと思っていました。
それこそ、幼児向け英語教材をやらせたり、幼児教室の体験入学を経験したり・・・。
しかし上の子の性格上、大人数がいる幼児教室は水が合わなかったようで、すぐに行きたがらなくなりました。
幼児向け英語教材は、最初こそは何回か聞かせていましたが、やっぱり(強制的に見せている)私の顔が怖かったのか、、すぐに嫌な雰囲気を醸し出すように・・・。
でも、当時の私はやっぱり幼児教育をしなければ賢い子にはならないと切羽詰まっていたんですよね。
3歳から家でくもんのドリルをやっていましたが、上の子はやらされている感がどうしてもいやだったみたいでした。
しかし、上の子の転機は年長さんごろ。
賢いことはすごいことだと周りから(特に友達)いわれるようになってから、もっと勉強したい!もっといろいろ知りたい!と思うようになりました。
それからは、なんでも知っている博士!といわれることが快感だったようで、図鑑を読み漁ったり、図書館に行って本を借りたりするようになりましたね。
ただこれだけを見ると私の行ってきた幼児教育は正解ではなかったのかなと思う節があります。
下の子の幼児教育
そんな肩肘張っていた上の子のときとは逆に下の子は幼児教育は親子で楽しむものなんだと思うようになりました。
下の子は、英語で流れる曲などが好きなので、一緒に英語の曲に合わせて歌ったり、踊ったりしています。
上の子の影響も大きいですが、簡単な英語ならしゃべるようになってきていますね。(二人目って吸収力が凄いです…。)
また、幼稚園に通園する途中にある看板などで、数字の「1」や「2」などを一緒に読み上げたり、ひらがなの文字を一緒に読んだりして楽しんでいます。
「あ」のつく言葉を知ってる~?なんて会話しながら歩いていると下の子も楽しいみたいで、ワクワクしながら話しかけてきますね。
幼児教育はその子の性格による
幼児教育といえば、スパルタ教育や横峯式、くもん式など様々な幼児教室が存在すると思います。
でも幼児教育ってその子自身の性格にもよるんだと思うんですよ。
上の子はどちらかというとおとなしめで引っ込み思案なので、幼児教室は向かなかったようです。
どちらかというと下の子は活発な感じなので幼児教室などが好きになるタイプだとは思いますが、今のところ(3歳)では幼児教室へ通うことは考えていません。
幼児教育の根本は子供たちの自己肯定感を育むこと!だと思います。
上に挙げたように上の子は自己肯定感が低いか?といったら実は違って、自分はがんばればできるんだ!って心の底から思っているようなんですよね。(体育以外)
だから、あながち、私の上の子に対する学習への関わり方は間違っていなかったのかなーと思えます。
幼児教育は本当に親子で楽しむことが大事です。
子どもの自己肯定感を高めることでやっぱり、小学校・中学校・高校・大学と進学したときに自ら学ぶ力が全く違います。
幼児教育は過剰になりすぎない
上でも少し触れましたが、幼児教育のやりすぎは子供の自己肯定感を下げることがあります。
知り合いのお子さんですが、小さい頃からピアノ・書道・くもん・水泳とほぼ毎日習い事をしている子がいました。
その子のお母さんはやっぱりPTAの常連みたいな感じの方で、叱るととても威圧的で怖い感じでしたね。。。
その子は結構成績も優秀なんですが、口癖が「どうせできないから」「お母さんがダメっていってたから」でした。
そして、小学校に入学してから、少しずつ少しずつ成績が落ちていったようで、何か100点とか取るとご褒美として、ゲーム機やソフトなどを買い与えるようになったようなんですね。
物を持っているという優越感がその子の自信になったようで、ゲームを持っていることをひけらかすように。。。
自分自身の自己肯定感さえ高ければ、物を所持しているということだけで上に立っているという気持ちにはならないのでは?と思うわけです。
やっぱり、過度な幼児教育は自己肯定感を下げる可能性があると思いますね。。(やっぱりやるからにはちゃんとやってほしいっていう親の考えもわかるのですが、どうしても叱ってしまいますからね。)
上の例は極端な例ですが、まぁ、親も子も楽しんで幼児教育を行うことが一番!だと思います。
まとめ
幼児期に必要なのは幼児教育よりも自己肯定感を最大限に高めてあげることだと思います。
自己肯定感を高めることで、自分は必要とされているという気持ちが強くなり、自分はやればできるんだと思えるようになります。
そして、自己肯定感の高い子はやっぱり小学校・中学校に行っても伸び悩むことはなかなかないのでは?と思いますね。
幼児教育を志している親御さんも、ぜひ、お子さんと一緒に楽しみながら学んでいってくださいね。