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くもんのかずカードの使い方
我が家では、上の子の時から使っていた「くもんのかずカード」、今年で10年目になろうとしています。
しかし、このくもんのかずカードってただ数字と●が書いてあるだけで、どのようにして使うのか?っていう使い方がイマイチわからないですよね。
今回は我が家で使っていた「くもんのかずカード」の使い方を中心に、もっと下の子に数字の教育をしておけばよかったという後悔についてお話していきます。
くもんのかずカードの初心者向け使い方
使い方1:提示したカードがいくつなのか答える
以前の記事に書いてありますが、3歳くらいで意思の疎通ができるようになり、数字に興味が出たなら、カードを1枚1枚、子供に見せて数字に対する認識を深めていきましょう。
「1」を見せて「イチ」という言葉であること、数が「●」あるということも同時に認識させるといいですね。
数字を見せて、●の数を答えるゲームや●を見せて数字を答えるゲームなど、いろいろな遊び方ができます。
使い方2:●面を表にしてかるた遊び感覚
また、1~10までの数をすべて●面を表にして床に広げます。
そして、親が「1はどれ?」という感じでかるたの要領で子供にカードを選ばせるのです。
親御さんとお子さんの二人しかいないなら、時間を計っていくというスタイルがいいですし、複数人いれば兄弟やお父さん、お母さんと対決しても面白いですよね。
今回のかずカードは50までありますから、枚数を増やしたり扱う数を大きくしてどんどんレベルアップしていくのもいいですね。
使い方3:足し算をしてみる
数字になれてきて、瞬時に数字=●の数という認識ができれば、簡単な足し算にもチャレンジしてみるといいでしょう。
「3+4=?」(3足す4は?)という問いかけをしながら、「7」のカードを見せるのです。
そうすれば、3(●●●)と4(●●●●)を足すと7(●●●●● ●●)になるんだということを理解していくでしょう。
機転の利く子ならば、4(●●●●)に3(●●●)の●が1個4に移動して、5(●●●●●)と2(●●)になっているんだ!という風に気づいていくでしょう。
数の構成がうまくいくと小学生になった時に算数で悩まなくて済みます。
くもんのかずカードの上級者向け使い方
我が家では実践できませんでしたが、くもんのかずカードを数枚使用してフラッシュ暗算をしている人もいるようです。
フラッシュ暗算をしてみる
一時期、非常に流行った「フラッシュ暗算」は瞬時に数字と数字を足していく作業になりますが、この瞬時に足すということはやはり数字と数がイコールでつながっていなければなりません。
そこで簡単なフラッシュ暗算をかずカードで行うわけです。
例えば「2」「5」「8」といった簡単な数字でも、親が子供に向けて、2秒くらい見せてすぐに違うカードに変更します。
すべて見せ終わったら「合計はいくつ?」と聞くという感じです。
これは「2」が「●●」であること、「5」が「●●●●●」であること、「8」が「●●●●● ●●●」であることが理解できていれば、素早く15と出てくるはずです。
この使い方までいければ、小学校での計算問題につまづくことはまずないでしょう。
かずの認識は性差がある気がする
理系とか文系とか分類があるように同じように子育てをしていても、数字に対する認識は性差や個人差があるように感じます。
同じ遺伝子から生まれた二人の子どもたちを見ていても、個性が違えば数字に対して興味関心が薄いことや数字に強いということを感じます。
上の子である男の子と下の子である女の子を見ていて
特に男の子である上の子は5歳の時に公園であった知らないお母さんに「ぼくのパパは3◯歳!」といっていたこともありました。
女の子である下の子は、6歳になった今でも、私の年齢を時々間違えることがあります・・・^^;
ただ、誕生月とか星座の種類といった類は女の子である下の子の方が良く覚えていて、同じようなことでも上の子はあまり関心がありませんでした。
どちらも、早生まれである(上の子は2月、下の子は3月)のですが、上の子は感情や言語力といった部分(語彙とかそういうものは知識としてありましたが、もっとコミュニケーション的なもの)の発達が遅く、数字に関しては発達が早かったです。
下の子は反対に感情や言語力、コミュニケーション力という部分では非常に発達しましたが、数字に関しての発達が遅めです。
数字に対するアプローチを変えればどの子でも認識できるようになるのでは?
ですので、単純に小学校や中学校で習う算数・数学の類は、基本的にどんな子でも習得できるレベルなのではないのか?と考えるようになりました。
その子一人ひとりに対してのアプローチの仕方で数字、計算に対する教え方を変えていく必要があると感じています。
上の子は、計算の理解は早かったですが、ケアレスミスが多かったり、文章題の理解が乏しかったということもあります。
反面、下の子は計算の理解が少し遅めですが、ケアレスミスなどは少なく、文章題は非常に得意な傾向にあります。
ですので、一人一人の性格や性差によって、子供の特徴が違います。
下の子は少し勉強に対する自己肯定感が低くなっている
一つだけ、上の子の時よりも下の子の方が勉強に対する自己肯定感が低いと感じていることが気がかりです。
上の子は運動ができない分と思って、勉強を頑張らせてきたので、勉強に対して非常にポジティブです。(正直、もう少し危機感を持ってくれよ・・・とは思いますが。)
反面、下の子は算数で苦手意識(ネガティブな意識)を持ってしまっています。
自分は計算が遅いから、という理由で授業に対して劣等感を覚えると日々の学習の時間が無駄になってしまいますよね。
子どもが苦手そうだと感じたら、すぐに対処してあげなければならない、と感じる自問自答の日々です。
くもんのかずカードの遊びが足りなかった下の子の後悔
以前の記事で「くもんのかずカード」を利用して下の子も遊んでいますと記事に書いていましたが、その後はなかなかうまくいきませんでした。
上の子が中学生になり、私自身も仕事が扶養を超えて働くようになり、子供(特に下の子)に構う時間がここ2年程減っていたように感じました。
その構う時間が減っていたことは、下の子の成長にはあまり関係ないと思っていました。
社会性=友人関係や生活習慣などでは悩まなかったのですが、実は学力面で上の子との差を感じてしまったのです。
上の子は、本当に付きっ切りでくもんのかずカードや公文式のドリル、ドラゼミの相手をしていましたが、下の子は時間が物理的に足りなくなり、十分に学習に付き合うことができなかったのです。
そんな上の子は、中2の今では数学で満点連発、満点でないと泣くくらいになりましたが、下の子である娘は、一年生の「繰り上がりのある足し算」「繰り下がりのある引き算」で躓いてしまいました。
親の後悔
私としては、上の子も下の子も同じように接してきていたつもりです。
しかし、上の子の定期テストや課題の管理やら扶養を超えて働くことのプレッシャー、ストレスから下の子の学習面を幼稚園の間にきちんと見てあげられなかったのです。
この事実に気づいたのは、やはり、二学期になってから。
そんな娘にしっかりと向き合いたいという気持ちや上の子が来年、受験生になるということから、悩みに悩んで今年12月いっぱいで今の仕事を辞めることにしました。
正直、上の子の通信教育費(Z会)の受講費が年間で約20万円もかかること、もしも私立高校に行くことになったら、今までよりも収入が減ることで下の子に不憫な思いをさせるかもしれないというような不安はたくさんありました。
しかし、それでも、下の子である娘の勉強や上の子の受験勉強に真っ向から向き合いたいと思いました。
くもんのかずカードの使い方についてのまとめ
上の子の時のように、下の子にも幼児期にちゃんとかずカードで遊び感覚で数字に対する認識を高めてあげられればよかったと非常に後悔しています。
娘を見ていると数字=数になっていないんです。
数字は言葉という認識で、数をどのように引いたらいいのか?ということに悪戦苦闘していると感じます。
繰り下がりの引き算では優しく教えていてもついつい、上の子の理解力を知っているだけに口調が荒くなってしまうこともあります。
これから仕事もやめることですので、娘ときちんと向き合っていきたいと感じています。
いつか、算数の苦手を克服できた!と記事にできる日が来ることを祈っています。
私が使っている「くもんのかずカード」は楽天ブックスで送料無料で1,100円(税込、2019年12月現在)。
2013年頃に発売されている「100てんキッズかずカード こぐま会KUNOメソッド」なら計算をカードで表すことができるので「かずカード」が完璧になったら進んでみましょう。
3・4・5歳向けってなっていますが、正直、小1の娘に買いたいなぁと思っているところです。